1. はじめに:不登校と英語の勉強、悩んでいませんか?
お子さんが不登校の状態にあるとき、心配ごとはいろいろありますよね。体調のこと、気持ちの波、進路のこと……。その中でも「勉強の遅れ」は、親としてどうしても気になってしまうものではないでしょうか。
特に「英語」は、中学校から本格的に始まる教科のひとつ。be動詞や一般動詞、三単現のsなど、はじめにつまずいてしまうと、そのまま「英語=わからない」「苦手」と感じやすくなります。
「もう英語の授業についていけないんじゃないか」
「今さらやっても遅いのでは?」
そんな不安を抱えて、このページにたどりついた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、どうか安心してください。英語は、今からでも十分に取り戻すことができる教科です。
むしろ、不登校だからこそ「本人のペース」で落ち着いて学び直すチャンスでもあるのです。
このページでは、不登校のお子さんが英語の勉強を無理なく始められる方法や、親御さんとしてできるサポート、さらに家庭教師など外部の力を借りる方法まで、丁寧にご紹介していきます。
「うちの子、英語が苦手みたい」
そんなときに、少しでもヒントになればうれしいです。
2. 不登校の子が英語でつまずきやすい理由
不登校の状態にあるお子さんが、特に英語に苦手意識を持ちやすいのには、いくつかの共通する理由があります。
「やる気がない」「勉強が嫌い」と片づける前に、つまずきの背景を知っておくと、お子さんに対する見方もやさしくなれるかもしれません。
学校の授業を飛ばしてしまったことによる“空白”
英語の授業は、ひとつひとつ積み重ねで進んでいきます。たとえば、中1の最初に習うbe動詞がわからないまま中2に進んでしまうと、文法も文章も意味がつかめなくなってしまいます。
不登校でしばらく授業に出られなかった場合、この「空白」が広がりやすく、「もう無理」「わからない」と感じる原因になります。
暗記中心の英語学習に苦手意識がある
英語は単語・熟語・文法など、覚えることが多い教科です。「何回も書いて覚えよう」と言われても、意味のない暗記に感じてしまい、やる気を失ってしまう子も少なくありません。
特に、不登校の子は「意味がわからないもの」に対してストレスを感じやすい傾向があります。
英語の音読や発音が苦手だった
英語の授業では、みんなの前で音読をしたり、発音を練習したりする場面もあります。
人前で話すことが苦手だったり、からかわれた経験がある子にとっては、英語の授業そのものが「つらい時間」だったかもしれません。
その記憶が、「英語=いやな思い出」として残っていることもあります。
教科書のスピードが早く、置いてけぼりに
中学英語は進みが早く、定期テストや高校入試を意識したスケジュールでどんどん内容が進んでいきます。
一度つまずいてしまうと、取り戻すチャンスがないままどんどん置いていかれる……。そんな状況が、「もう英語は無理」とあきらめる気持ちにつながることもあるのです。
このように、英語が苦手になるのにはちゃんと理由があります。
だからこそ、「うちの子はやる気がない」と思い込まずに、学び直しのステップをゆっくり丁寧に進めていくことが大切です。
3. 家でできる!やさしい英語の勉強法
英語の勉強というと、文法書を開いてノートにびっしり書き取り……というイメージがあるかもしれません。でも、不登校のお子さんにとっては、まず「気持ちのハードルを下げること」が何より大切です。
ここでは、家でもできるやさしい英語の取り組み方をご紹介します。無理に勉強させようとせず、「英語に触れる時間を少しずつ作っていく」イメージで取り入れてみてくださいね。
■ 英語に触れる「第一歩」は、好きなものから
英語の勉強が苦手な子でも、「ゲームのセリフが英語でカッコいい」「洋楽が好き」など、“興味の入り口”があることも多いです。
たとえば…
- YouTubeで英語の子ども向けアニメを一緒に観る
- 好きなキャラの英語ボイスを探してみる
- 簡単な英語の絵本やマンガを見る
- 「Hello」「Thank you」など知ってる英語を使って遊ぶ
「これも英語なんだね」と、英語=教科書だけじゃないということを伝えていきましょう。
■ 文法は“飛ばさず”やさしく復習から
学校でつまずきがちなbe動詞・一般動詞・疑問文・三単現など、基礎の部分をやさしくやり直すことが効果的です。
おすすめは、1日1ページずつ進められるようなドリルや参考書。
例:
- 『中1英語をひとつひとつわかりやすく。』(学研)
- 『中学生の英語復習ドリル』(くもん出版)
「これ、前よりわかるかも!」という感覚を積み重ねていくことが自信につながります。
■ 英単語は「ノルマ」ではなく「楽しく覚える」
「1日10個覚えなさい!」という勉強は、プレッシャーになることもあります。
そうではなく、好きなものから単語を集めてみたり、クイズ形式で遊んだりするのもおすすめです。
- 好きな食べ物を英語で言ってみる
- 英単語カードを親子でクイズにする
- アプリ(mikan、英語物語など)を使ってゲーム感覚で
「これ、英語でなんて言うの?」という会話を日常に取り入れるだけでも、英語への親しみが変わってきます。
■ 本人のペースを尊重するのが何より大切
「周りはもっと進んでるのに」と比べる気持ちが出てくるかもしれません。でも、お子さんの状態に合ったペースで進めていくことが、いちばんの近道です。
気分が乗らない日は無理をせず、少しの取り組みでも「よくがんばったね」と声をかけてあげてください。英語に対する“いいイメージ”を作っていくことが、やる気につながっていきます。
4. 英語が「自信」につながることもある
英語の勉強は、つまずくと苦手意識を持ちやすい教科ですが、見方を変えると「小さな成功体験を積み重ねやすい教科」でもあります。
だからこそ、不登校のお子さんにとって、英語が「自信」を取り戻すきっかけになることも少なくありません。
■ 英語は“パターン”を覚えれば点につながりやすい
英語の文法や定型表現はある程度パターンが決まっているため、コツをつかめば「できる」が見えやすい教科です。
たとえば、
- 「主語が三人称単数なら動詞にsがつく」
- 「疑問文にはdoやdoesを使う」
このようなルールを一つずつ理解できれば、文章を作ることも正解にたどり着くこともできます。
他の教科よりも成果が見えやすく、点数アップや達成感につながりやすいのも特長です。
■ 得意なことが「ひとつでもある」ことが、心の支えになる
たとえ全部の教科が完璧じゃなくても、「英語は好き」「英語だけはがんばってる」と思えることは、お子さんの心の安定につながります。
「できる教科がある自分」=「勉強ができる自分」=「ちょっと自信がある自分」
この流れができると、英語だけでなく他の教科や生活への意欲にもつながっていきます。
■ 小さな「できた!」を、たくさん積み重ねる
「英単語を3つ覚えた」
「be動詞の文がスラスラ書けた」
「アプリで満点がとれた」
そんな小さな“できた”を親御さんが見つけてあげて、「すごいね」「前よりわかるようになってきたね」と声をかけていくことがとても大切です。
それが「勉強=うれしい」「英語=楽しい」というポジティブな印象を育てていきます。
英語は、言葉を使ってコミュニケーションする教科です。
「自分の言葉で世界とつながれる」そんな希望を持てることも、英語の魅力のひとつです。
5. 一人で難しいときは、オンライン家庭教師という選択も
英語の学び直しを家でサポートしようとすると、「何から始めたらいいのか分からない」「親が教えるのも限界がある」と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、外部の力を借りることも、決して悪いことではありません。
特に、オンライン家庭教師は、不登校のお子さんにとって取り入れやすい学習方法のひとつです。
■ 不登校の子に理解のある先生と出会える
オンライン家庭教師の中には、「不登校の生徒専門」や「個別対応に慣れた先生」が在籍しているところもあります。
学校のペースに合わせる必要がないので、お子さんの今のレベルや気持ちに合わせて進めることができます。
たとえば、「be動詞からゆっくりやりたい」「教科書は使わずに会話から始めたい」といったご希望も、柔軟に対応してもらえる場合が多いです。
■ 通塾のストレスがないから、始めやすい
外に出ることに不安があるお子さんでも、オンラインなら自分の部屋でリラックスした状態で学ぶことができます。
移動の負担がなく、顔を出さずに声だけで参加できる授業など、本人のペースで参加できる選択肢があるのも安心材料です。
「塾や学校の雰囲気は無理だけど、先生と一対一なら話せる」
そんなお子さんにとって、オンライン家庭教師はぴったりの学習環境になり得ます。
■ マンツーマンだから、「その子に合ったやり方」で進められる
学校や集団塾とは違い、完全マンツーマンだからこそ、
- 苦手なところにじっくり取り組める
- わからないところを何度でも聞ける
- 得意な分野はどんどん伸ばせる
というメリットがあります。
これは、英語のように「つまずきやすく、でも積み上げれば成果が出やすい」教科にとって、非常に大きな利点です。
■ 親御さんの負担も軽くなる
毎日の学習を親が見てあげるのは、思っている以上に大変です。
つい感情的になってしまったり、教え方が分からずストレスを感じたりすることもあるかもしれません。
プロの先生にまかせることで、
- 子どもの学習がスムーズに進む
- 家庭の雰囲気が穏やかになる
- 親子関係のストレスが減る
といった良い変化が生まれることもあります。
「今のままじゃ英語が不安…」
そんなときこそ、一度オンライン家庭教師という選択肢も考えてみてください。
6. まとめ:英語は「やり直しやすい教科」。今からでも遅くありません
英語が苦手になってしまったり、しばらく勉強から離れていたりすると、「もう遅いんじゃないか」と心配になるかもしれません。
でも、英語は他の教科に比べてやり直しやすい教科です。ルールを少しずつ理解していけば、「できた!」という感覚を得やすく、そこから自信も芽生えてきます。
不登校の状態にあるお子さんにとって、英語の勉強はただの成績アップではなく、
- 自分のペースで取り組めた
- 得意なことができた
- 褒めてもらえてうれしかった
というような、「自己肯定感」を取り戻すきっかけになることもあります。
最初は少しの単語や文法でもかまいません。
「やってみようかな」と思えた日が、その子にとってのベストなタイミングです。
そしてもし、ご家庭だけでのサポートが難しくなってきたら、どうか一人で抱え込まず、信頼できるプロの力を借りてください。
オンライン家庭教師なら、お子さんのペースや気持ちに寄り添いながら、一緒に前へ進むお手伝いができます。
英語の勉強を通じて、少しずつ、前を向けるようになりますように。

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